だれもが大切なことだとわかっています。でも、なんとなく「縁起でもないから」という理由で、避けてはいないでしょうか。
このカードを使えば、そんな難しい話題を考えたり話し合うことができます。
また、ゲームを通して、友人や家族に あなたの願いを伝え、理解してもらう きっかけ作りにもなります。 周りの人々とゲ ームをしておくだけ で、いざというときの判断がしやすくなるのです。
1人でも、2人でも、またもっと多くの 人数でもゲームをすることができます。
1セットには36枚のカードが入ってい ます。そのうち35枚には、重病のとき や死の間際に「大事なこと」として人 がよく口にする言葉が書いてあります。
たとえば、「どのようにケアして欲しいか」、「誰にそばにいて欲しいか」、そして「自分にとって何が大事か」、という内容です。
ルールに従い、10枚を選択します。なぜ、その10枚があなたにとってのトップ10なのか?
その理由を家族や友人たちにどう説明するか考えてください。また「重要でない」カードの山についても、説明できるように理由を考えてください。
そして、時間を作って、あなたの選択について 話し合ってください。
このゲームにより、あなたにとって何が重要なのか、そして、なぜそれが必要なのかを考え、理解することができます。
あなたに万が一のことがあったとき医療従事者や介護者との間に立つ人(家族やあなたにとって大切な人、すなわち意思決定の代理人)と行なうとよいでしょう。
その人は、万が一のときに備えて、あなたの希望をしっかり受け止め、理解しておかなければならないからです。
「もしバナ」ペアーズは、2セットのカードを用いて2人同時に行いますが、1セットのカードを用いて2人で順番に行うこともできます。
このルールでは、各人に配られる5枚のカードの取捨選択を通して、自分自身が大切にしていることに優先順位を付け、その思考プロセスを言語化し、それをグループで共有し合います。
自己の内面を見つめながら、他のプレイヤーの価値観に触れることで、1人では得られない、新たな気づきを得ることができます。
もしバナゲームは、iACPがCoda Allianceの許可を得て、翻訳・制作・出版しています。
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